1週間前にキューバからベイ・エリアに戻り、湿度の高い真夏から、乾燥して肌寒い気候への移行に身体がビックリしている。滞在中ほとんどの時間をトリニダで過ごしたが、私の「調査」風景は写真のような感じだ。これは泊まっていた友人宅の屋上で、夕食後にラムを飲みながら語り合っているところ。すなわち、日本なら飲み屋での会話が私の論文のタネになるわけだ。会話の内容はキューバの社会状況からローカルなゴシップまで本当に様々で、アルコールのおかげで次の日私の記憶にはその内容があやふやだったりもする。そんなことをカリフォルニアの友人に話していると、そう簡単にはキューバに行けない彼らは羨望混じりに「チョウサ、どうだった?」と聞いてくる。半分は休暇だったため、ビーチに6回くらい行ったりもし、浅黒く焼けてかえってきた私に「研究者」たる信用度はほとんどないようだ。こっそりもち帰った、米国ではご法度のキューバ産ラム「ハバナ・クラブ」でキューバの味をおすそ分けしよう。
余談だが、キューバにもって行ったもののうち、トースターはハバナの空港で取り上げられてしまった。省エネルギーに真剣な政府は、抵抗コイルを用いた器具は熱消費が大きいため輸入しないことに決めたらしい。待ちかねていた友人は、私がその顛末を話すと、みんなにひやかされる羽目になった。

