2010年11月25日木曜日

ニューオリンズ


昨年のフィラデルフィアに続いて、今年の全米人類学会はニューオリンズ。10年ほど前に訪ねたきり行っていなかったので、楽しみにしていた。カトリーナ・ツアーに参加しようと思ったが、時間がなくて断念。ハリケーン被災の跡形もない中心街だけで終わってしまったのはがっかりだが、原油漏れ事故の後も観光は勢いが良いようで、人だかりがすごかった。学会の合間にちょっとだけ私も観光する。米国は通常公共の場でアルコールを消費することは禁じられているが、ニューオリンズをはじめいくつかの観光地では許されている。特別なお祭り気分で、ビールなどを片手に街を歩く人たち。もちろん私も加わった。フレンチ・クォーターのバーボンストリートはお酒と音楽が溢れかえる。


ニューオリンズはクレオール料理、ケイジャン料理で有名だ。スペインとフランスの植民地だった影響と、アフリカから来た奴隷の影響が特殊な文化を生み出した経緯となっている。私は前回ガンボ(野菜とシーフード、肉などを煮込んだスープ。家庭、店によってレシピが違うので、日本の鍋みたいな料理。)を試していなかったので、今回こそはと意気込んでいた。そこで自らガンボを作り、厳しい批評家でもある友人と何度か一緒に食事し、滞在中2回ガンボにありついた。1度目のガンボは、食堂というのがぴったりの小さなところ。ガンボを口にしておいしい!と思った私は、友人のほうに振り向いて「これ、おいしいよね?」というと、彼は真剣な顔をして頷いている。満足して学会に戻ると、その友人から携帯電話にメッセージが。「さっきは店の人の前でいえなかったけど、あのガンボはたいしたことなかった」。あら、そうでしたか。


私がガンボ音痴(?)がわかった友人は、もっとおいしいガンボを食べよう、と別の店に翌日連れて行ってくれた(写真)。これはオクラが入っていて(友人によると鍵になる材料)、より複雑で凝った味わい。彼のお墨付きで私も満足し、その足でカリフォルニアに帰ってきた。結局私にとってはどちらもおいしかったのだが、批評家の言葉に後味が左右されてしまったようだ。

2010年11月11日木曜日

手間はかけても


前述したように2週間に一度有機野菜を頼んでいて、どーんと野菜が来るので、その後数日は、追われたように野菜を食べる。そこで使わなくてはいけない野菜に関したレシピを必死に調べるのだが、そう簡単にはうまい組み合わせが見つからない。そんなわけで今日はほうれん草といんげんを中心に献立を考えざるを得ない状況だった。野菜があるから、料理を考える(登山家のジョージ・マロリーの「そこに山があるから」のように!)というのは、実は新しいレシピを試みるよい機会である。今日はほうれん草とパスタのサラダと、インゲンのキャセロールを見つけたが、あるものでなるべく済ませるようにレシピを大幅に再解釈する。本当は若ほうれん草を生で使うところをしっかりしたほうれん草をゆでたり、ハーフ&ハーフ(半分クリーム、半分牛乳)の代わりに牛乳そのままを使ったり、いろいろ工作が必要だった。しかし結構手間のかかるレシピを選んでしまい、バタバタといくつもの調理過程をこなしたにもかかわらず、出来上がったものはかなり地味な見栄え。

2010年11月9日火曜日

気分によって

今学期は教えていないので、ほぼ一日家でコンピュータに向かう毎日。昼間外に出るのは銀行に行ったり、スーパーに行ったり、たまに教授に会いに行ったり、たまに図書館に行ったり、といったところ。主婦業に徹すると忙しくなるので、学生業が基本と自分に言い聞かせている。とはいえ、楽しみは食べ物。朝から晩御飯の献立が決まらないと、そわそわする始末だ。一生懸命いろいろと作ったり、やる気にならずに出来合いのもので済ましたりと、さまざま。


やる気のあるディナーの一例:ティラピア地中海風、バターライス、ローストミニトマト、チャードのニンニク炒め。


手抜きディナーの一例:蒸かしたアーティチョーク、サラダ、冷凍チレ・レジェーノ(詰め物したチリ、メキシコ料理)、冷凍マカロニ&チーズ。