
12月3日から6日、米国人類学会に出席するためにフィラデルフィアに行った。10数年前に近郊の友人の家を訪ねたことはあるものの、フィラデルフィアの街は初めて。サンフランシスコ-デンバー-フィラデルフィアと半日かけて飛び、夜中に到着。久々の東海岸、やはり遠い!到着が夜中で、出発が早朝なので正味2日間の滞在だ。3時間の時差のせいでほぼ眠れず、翌朝6時半に起床。西海岸時間で朝の3時半。コーヒーを携えて、朝一番のパネルに出席。キューバ研究者の集まる発表なので楽しみにしていた。8時から11時45分という長いパネルで、私は4番目、8時45分から15分の発表。マイクの前に立って、目の前の原稿が1バージョン古いことに気づく。出発の前夜、何度も書き直しをしていて、最終バージョンをプリントアウトしたはずだったのに。なんとか最新版の文章を思い出しながら発表を終える。建物の比較に関する発表だったので、写真をたくさん紹介し、聴衆があまりテキストの細かい部分に気づかなかったことを願う。パネルはほぼ全員教授レベル、私だけが学生というまれな組み合わせ。先輩方と知り合うことができる、私にとってとても有意義な状況だった。
自分のパネルのあと、その日は眠気と闘いながらいろいろとパネルをめぐる。なにせ数千人の集まる米国でもっとも大きな人類学会だ。大学を去った友人たちに出会ったり、新しいトピックを知ったり、個人的に面識のなかった人と話す機会があったり、知的に刺激的である。
が。
もうひとつの楽しみは、学会の開催地を観光すること。2日目を存分に学会に浸った翌日、私は(二日酔いを抱えながら)フィラデルフィア観光に走った。雨がみぞれに変わり、はては雪の降るなか、カメラを抱えて近くの歴史的街並みをあるいた。米国の独立に重要な位置を占めるフィラデルフィアは、多分に愛国的なスポットが多い。私は歴史保存を研究しているため、「歴史」が街並みとしてどのように表象されているかに興味がある。とはいえ、「自由の鐘」を見学し、その周りの建物を見物すると、寒くて仕方がなくなり、そそくさとホテルに帰ることに。帰りがてら中華街をとおり、また「ダウンタウン」の別な側面をみて楽しむ。

フィラデルフィアは「チーズステーキ」で有名だ。フィラデルフィアの外ではフィリー(フィラデルフィアの愛称)チーズステーキとして知られるが、牛肉の薄切りを鉄板で炒め、チーズと絡めたものをパンにはさんだサンドイッチである。名物を食わずして観光したとは言えず、早速大きなサンドイッチをいただいた。名物は、しばしば観光の興奮とともに食されるため、その味が大きく気分に左右される。おいしい!とそのとき思ったが、わざわざフィラデルフィアに行く必要があるかは定かでない。

円高差益還元セールで人生最大量のチーズを買ってしましました。(約1.8キロ、だいたいオーストラリア産)今日ゴーダを開けてみたけどおいしかった♪
返信削除フィリーステーキは、何チーズかご存知ですか?
1.8キロのチーズ。手伝ってあげたいわ!
返信削除私が食べたところでは、2種類、AmericanかProvoloneを選べ、といわれました。Americanチーズってそういえばサンドイッチにはあるけど、普通には売ってないよねぇ。なんなんだろう?プロセスチーズのことかしら、とちょっと調べたら、そのとおり!さすがアメリカ。