2009年6月3日水曜日

TEN


生まれて初めて太鼓のコンサートに行った。友人の太鼓グループで、小さな内輪のパフォーマンスは観たことがあったが、コンサートホールでの演奏は初めて観る。グループ結成10周年の「十」と「天」をかねて、TENと銘打ったとのこと。私はそんなに太鼓が好きというわけでもないので(周りに太鼓狂いが何人もいて、ここだけの話、興ざめしてしまうところもある)、大きな舞台だから応援しに行こう、くらいの気持ちだった。しかも、車で1時間ほどかかる町で、公演開始が夜の8時。私の彼は、2時間以上の舞台ときいて、「全部終わる前に疲れちゃうだろうね」と最後まで観る意気込みもなかった。

会場は満席。立派なプログラムを手にとって、友だちが舞台に立つ、ということで少々興奮していた。

それが公演が始まってみると、予想外にも(重ねて失礼)私も彼も、舞台に釘付けになってしまった。オリジナル曲の音のすばらしさもさながら、舞台演出が壮観で、目が離せない。一曲ごとに雰囲気もまったく変わり、パフォーマンスあり、ゲスト・アーティストとの共演あり、中休みが来たときにはふたりして「10時までもたないね」なんて言っていたことは、都合よくすっかり忘れてしまっていた。

ふだん飲んで馬鹿やっている友人の、アーティストとしての実力を目の当たりにし、「こんな人を小突きながらお酒飲んでいたのね」とあらたまる。とはいえ、数日後にはお疲れ様パーティをもよおして、また小突いたりしているのだが。

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